データ転送命令


データ転送命令はニーモニックで5種類,全部で8種類の命令があります(命令セット一覧 ).これらの命令を利用することで,プロセッ サ,メモリ,I/O間のデータ転送(メモリ−メモリ,I/O−I/O,メモリ−I/O 間のデータ転送を行うには,必ずプロセッサ内のアキュムレータを経由しなければ いけません.)とプロセッサのレジスタ間のデータ転送を行うことができます.メ モリ−プロセッサ間のデータ転送にはLD,ST命令を,I/O−プロセッサ間のデータ転送 にはIN,OUT命令を,プロセッサ内のレジスタ間のデータ転送にはMV命令を使用します.
表:命令セット一覧(データ転送命令)
16進コード
ニーモニック
説明
機能
0XXX
LD   Abs. Abs番地のデータをアキュムレータに読み込む Acc. ← (Abs.)
C2XX
LD   IXR,Disp. (IXR + Disp.)番地のデータをアキュムレータに読み込む. Acc. ← (IXR + Disp.)
C1XX
LD   #Imm. Imm.をアキュムレータに読み込む. Acc. ← Imm.
1XXX
ST   Abs. アキュムレータのデータをAbs番地に書き込む (Abs.) ← Acc.
C6XX
ST   IXR, Disp. (IXR + Disp.)番地のデータをアキュムレータに書き込む. (IXR + Disp.) ← Acc.
F00X
MV   rd, rs rsのデータをrdに読み込む rd ← rs
C8XX
IN   Abs. I/O空間のAbs.番地のデータをアキュムレータに読み込む. Acc. ← (Abs.)
CCXX
OUT   Abs. アキュムレータのデータをI/O空間のAbs.番地に書き込む. (Abs.) ← Acc.
  • Abs. = 絶対アドレス
  • Disp. = 整数ディスプレースメント
  • Imm. = 即値
  • Acc. = アキュムレータ
  • IXR = インデックス・レジスタ
  • SP = スタック・ポインタ
  • rd = 格納先レジスタ
  • rs = 供給元レジスタ


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