KITE-1 マイクロプロセッサとは
- 開発目的
- 計算機の入門教育において,学習者に対してノイマン型計算機に基本的動作を把握してもらうためのモデル計算機
- 計算機の専門教育において学習者に対して計算機システムの構成方式を学習させる支援教材
- 専用のCADシステムを用いて,設計からLSI実装までを目的とした論理回路教育を行う際の支援教材
- 特徴
- マイクロプロセッサのアーキテクチャは,設計および実装を十分に考慮し,簡素かつ基本的なアーキテクチャを採用
- マイクロプロセッサの内部状態はモニタ・プログラム等を介さずとも外部から観測可能
- 論理回路教育の観点から,論理回路の基本的な構成要素(組合せ回路,順序回路,記憶回路)をすべて含む
- 実装ボード( KITEマイクロプロセッサ・ボードPLUS+ )
- 実装デバイス
開発目的を満たすために,書換え可能なLSIの一種であるFPGAを採用しています.具体的には米国Xilinx社のLCAを採用しています.このデバイスは内部にある制御用のSRAMに構成データと呼ばれる設計データをダウン・ロードすることにより,LCA内部に設計者の意図した論理回路を実現することができるようになっています.この機能を利用することにより,学習者は自ら設計した回路を自らの手でLSI実装することが可能であり,設計から実装,さらに動作検証までを短期間に行なえる環境を構築できます.
- スタンド・アローン
ボード上のEP-ROM内に書込んであるマイクロプロセッサの構成データを利用することにより,ボードはスタンド・アローンで動作する計算機システムになります.
次へ進む ( KITE-1 マイクロプロセッサの基本仕様 )
ホーム
もどる
辞書
This is my e-mail address:
arch_www
< www@cs.kumamoto-u.ac.jp >
Copyright (C) KITE Microprocessor Project, 1996