算術論理演算回路(ALU)の設計


ここでは,算術論理演算回路をモデルとして,VHDLの基礎的な設計方法を学習 します.学習する内容のキーワードは以下に示す通りです.

では,算術論理演算回路を設計することでVHDLを学習していきましょう.

KITE-1マイクロプロセッサ には,16ビットの算術論理演算回路があります.算術論理演算回路では,算術 演算/論理演算/シフト演算/回転演算の4種類の演算を行います.また,そ の演算結果を反映する状態フラグ(キャリー,オーバフロー,ゼロ,サイン) も同時に出力します.



算術論理演算回路の基本動作は,入力バッファ(BUF1)に格納されている値と データバスの値を演算し,その結果を出力バッファ(BUF2)に転送します.同 時にその結果を反映する状態フラグをフラグレジスタ(FR)に転送します. ただし,演算対象が1つの場合(例えば,補元命令)にはデータ・バスの値は 無視され,入力バッファの値のみを使用して演算を行います.
算術論理演算回路の設計は以下の手順で行います.

入出力インタフェースの定義
算術論理演算回路用命令の定義
各命令の動作定義
状態フラグの生成

それでは実際に算術論理演算回路を記述してみましょう.



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