算術論理演算回路(ALU)の設計

ここでは,算術論理演算回路をモデルとして,VHDLの基礎的な設計方法を学習
します.学習する内容のキーワードは以下に示す通りです.
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ライブラリ
(std_logic_1164,std_logic_arith)
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オブジェクト
(定数,信号)
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データタイプ
(std_logic,std_logic_vector)
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同時処理文
(信号代入文,条件付き信号代入文,選択信号代入文)
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演算子
(+,-,or,and,xor,not,&)
では,算術論理演算回路を設計することでVHDLを学習していきましょう.

KITE-1マイクロプロセッサ
には,16ビットの算術論理演算回路があります.算術論理演算回路では,算術
演算/論理演算/シフト演算/回転演算の4種類の演算を行います.また,そ
の演算結果を反映する状態フラグ(キャリー,オーバフロー,ゼロ,サイン)
も同時に出力します.

算術論理演算回路の基本動作は,入力バッファ(BUF1)に格納されている値と
データバスの値を演算し,その結果を出力バッファ(BUF2)に転送します.同
時にその結果を反映する状態フラグをフラグレジスタ(FR)に転送します.
ただし,演算対象が1つの場合(例えば,補元命令)にはデータ・バスの値は
無視され,入力バッファの値のみを使用して演算を行います.
算術論理演算回路の設計は以下の手順で行います.
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