KITEマイクロプロセッサの信号説明


表:KITEマイクロプロセッサの信号説明

バス・インタフェース(32ピン)
信号 ピン数 I/O/Z 説明
DATA 16 I/O/Z 16ビット・データ・ポート
ADDR 12 O 12ビット・アドレス・ポート
MREQ # 1 O メモリ・リクエスト信号.このピンはプロセッサからメモリに対 してアクセスが実行される時には``L''を,アクセスが実行され ない時には``H''を発行する.
IORQ # 1 O I/Oリクエスト信号.このピンはプロセッサからI/Oに対してアク セスが実行される時には``L''を,実行されない時には``H''を発行する.
R/W # 1 O リード/ライト信号.このピンはプロセッサに対してリードが実行される 時には``H''を,ライトが実行される時には``L''を発行する.
ACK # 1 I アクノリッジ信号.このピンは外部デバイスがプロセッサに対するデータ送受を行う準 備が整ったことを示す.

制御信号(3ピン)
CLK 1 I システム・クロックを入力する.
RST # 1 I リセット信号.このピンを``L''にするとプロセッサはリセット状態になる.その後, リセットを``H''にするとリセット・ベクタ指定されたロケーションから処理を開始す る.
HALT # 1 O ホルト信号.このピンはプロセッサがホスト状態及びリセット状態であれ ば``L''を通常状態では``H''を発行する.

動作モード(3ピン)
CLKM # 1 I クロック動作モード信号.このピンが``L''であれば,プロセッサはクロック動作モー ドで動作する.このピンが``H''であれば,プロセッサの状態は命令動作モード信号に 依存する.
INSTM # 1 I 命令動作モード信号.このピンが``L''でありかつクロック動作モード信号が``H''であ れば,プロセッサは命令動作モードとなる.このピンが``H''であり,かつクロック動 作モード信号が``H''であれば,プロセッサは通常動作モードとなる.
EXEC # 1 I 実行信号.このピンはプロセッサが命令動作モードあるいはクロック動作モード時に有 効になる.命令動作モード時にはこのピンはプロセッサのウェイト状態を解除するた めの信号となり,クロック動作モード時は実行信号の半位相異なる信号がプロセッサの クロックとなる.

状態観測用信号(57ピン)
IA0 -- IA11 12 O 命令レジスタ/アキュムレータ観測信号.I/Aが``H''であれば,このピンは命令レジス タの値を出力し,``L''であればアキュムレータの値を出力する.
IX0 -- IX11 12 O インデックス・レジスタ観測信号.このピンはインデックス・レジスタの値を常時出力する.
PC0 -- PC11 12 O プログラム・カウンタ観測信号.このピンはプログラム・カウンタの値を常時出力する.
SP0 -- SP11 12 O スタック・ポインタ観測信号.このピンはスタック・ポインタの値を常時出力する.
C #, V #, Z #, S # 4 O 状態フラグ信号.このピンは状態フラグの値の補数を常時出力する.
I/A # 1 I 命令レジスタ/アキュムレータ選択信号.

動作観測用信号(16ピン)
ACCGI # 1 O アキュムレータの入力ゲート観測信号.
ACCGO # 1 O アキュムレータの出力ゲート観測信号.
IRGI # 1 O 命令レジスタの入力ゲート観測信号.
IRG0 # 1 O 命令レジスタの出力ゲート観測信号.
IXGI # 1 O インデックス・レジスタの入力ゲート観測信号.
IXGO # 1 O インデックス・レジスタの出力ゲート観測信号.
PCGI # 1 O プログラム・カウンタの入力ゲート観測信号.
PCGO # 1 O プログラム・カウンタの出力ゲート観測信号.
SPGI # 1 O スタック・ポインタの入力ゲート観測信号.
SPGO # 1 O スタック・ポインタの出力ゲート観測信号.
G1 # 〜 G6 # 6 O 汎用入出力ゲート観測信号.このピンはプロセッサの設計者がプロセッサの動作を把握 するために任意に指定できる汎用の入出力ゲートである.


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