KITEマイクロプロセッサ PLUS^＋の信号説明

表：KITEマイクロプロセッサ PLUS^＋の信号説明
バス・インタフェース(36ピン)

信号	ピン数	I/O/Z	説明
DATA	16	I/O/Z	16ビット・データ・ポート
ADDR	16	O	16ビット・アドレス・ポート
MREQ #	1	O	メモリ・リクエスト信号．このピンはプロセッサからメモリに対してアクセスが実行される時には``L''を，アクセスが実行されない時には``H''を発行する．
IORQ #	1	O	I/Oリクエスト信号．このピンはプロセッサからI/Oに対してアクセスが実行される時には``L''を，実行されない時には``H''を発行する．
R/W #	1	O	リード/ライト信号．このピンはプロセッサに対してリードが実行される時には``H''を，ライトが実行される時には``L''を発行する．
ACK #	1	I	アクノリッジ信号．このピンは外部デバイスがプロセッサに対するデータ送受を行う準備が整ったことを示す．

制御信号(6ピン)

CLK	1	I	システム・クロックを入力する．
RST #	1	I	リセット信号．このピンを``L''にするとプロセッサはリセット状態になる．その後，リセットを``H''にするとリセット・ベクタ指定されたロケーションから処理を開始する．
INT #	1	I	割り込み信号．このピンを``L''にするとマイクロプロセッサに対して外部割り込み処理を要求したことになる．
INTA #	1	O	割り込み応答信号．マイクロプロセッサが外部割り込みを認識すると``L''を発行する．
HALT #	1	O	ホルト信号．このピンはプロセッサがホスト状態及びリセット状態であれば``L''を通常状態では``H''を発行する．
ICS #	1	O	各命令の最終ステージで``L''を，それ以外のステージでは``H''を発行する．

状態観測用信号(88ピン)

IR0 -- IR15	16	O	命令レジスタ観測信号．このピンは常に命令レジスタの値を出力する．
IA0 -- IA15	16	O	アキュムレータ観測信号．このピンは常にアキュムレータの値を出力する．
IX0 -- IX11	12	O	インデックス・レジスタ観測信号．このピンはインデックス・レジスタの値を常時出力する．
PC0 -- PC11	12	O	プログラム・カウンタ観測信号．このピンはプログラム・カウンタの値を常時出力する．
SP0 -- SP11	12	O	スタック・ポインタ観測信号．このピンはMUX端子が``L''であればユーザ・スタックポインタの値を，``H''であればスーパバイザ・スタックポインタの値を出力する．
FG0# -- FG5#	6	O	状態フラグ信号．このピンは状態フラグの値の補数を常時出力する．
MMU0 -- MMU11	12	O	メモリ管理ユニット観測信号．このピンはメモリ管理機構において，セグメントレジスタの値を出力する．レジスタの切替えは予備端子を使用する．
MMU#	1	O	セグメンテーションフォールト観測信号．このピンはメモリ管理機構において，セグメンテーションフォールトが起こると``L''を発行する．通常は``H''を発行する．
MUX#	1	I	スタックポインタ選択信号．このピンによってスーパバイザ/ユーザ・スタックポインタのセンタ奥を行う．

動作観測用信号(13ピン)

ACCGI #	1	O	アキュムレータの入力ゲート観測信号．
ACCGO #	1	O	アキュムレータの出力ゲート観測信号．
IRGI #	1	O	命令レジスタの入力ゲート観測信号．
IRG0 #	1	O	命令レジスタの出力ゲート観測信号．
IXGI #	1	O	インデックス・レジスタの入力ゲート観測信号．
IXGO #	1	O	インデックス・レジスタの出力ゲート観測信号．
PCGI #	1	O	プログラム・カウンタの入力ゲート観測信号．
PCGO #	1	O	プログラム・カウンタの出力ゲート観測信号．
SSPGI #	1	O	スーパバイザ・スタックポインタの入力ゲート観測信号．
SSPGO #	1	O	スーパバイザ・スタックポインタの出力ゲート観測信号．
USPGI #	1	O	ユーザ・スタックポインタの入力ゲート観測信号．
USPGO #	1	O	ユーザ・スタックポインタの出力ゲート観測信号．
ARGI #	1	O	アドレスレジスタの入力ゲート観測信号．

補助信号(16ピン)

AUXI0# -- AUXI7#	8	I	補助入力信号．このピンはプロセッサの設計者がマイクロプロセッサの動作を把握するために任意に指定できる汎用の入力信号である．通常はMMUレジスタの切替え信号などに使われる．
AUXO0# -- AUXO7#	8	O	補助観測信号．このピンはプロセッサの設計者がプロセッサの動作を把握するために任意に指定できる汎用の出力信号である．

# は負論理