VHDLにおける記述レベル
VHDLは記述能力が高く様々なレベルで記述することができます.下図に示すよ
うに,システム全体のアルゴリズムを記述した``アーキテクチャレベル'',回
路の機能的な振舞いに注目して記述した``ビヘイビアレベル'',データパスや
制御パスを意識して記述した``レジスタトランスファレベル(RTL)'',論理素
子を意識して記述した``ゲートレベル''の4つのレベルがあります.
出典:長谷川裕恭:VHDLによるハードウェア設計入門,CQ出版社,1995.
一般にアーキテクチャレベルやビヘイビアレベルで記述を行い,システム全体
の検証を行います.この段階で,システム全体の検証を行い早期にバグを発見
します.その後,論理合成可能なRTLでの記述を行い,シミュレーション,論
理合成等の処理を行います.最近では,論理合成技術の発達によりビヘイビア
レベルで記述されたシステムも論理合成を行って具体的な論理回路を作製する
ことも可能になっています.
今回は,レジスタトランスファレベルによる記述を中心に説明していきます.
関連項目:
ビヘイビアレベルとレジスタトランスファレベル
次は,レジスタトランスファレベルにおけるVHDLの記述法を説明します.
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