算術論理演算回路のシミュレーション


コンパイルは正常に終了しましたか? 次に,シミュレーション方法について 説明していきますが,その前にシミュレーションに必要となるスクリプトデー タをダウンロードして下さい.スクリプトデータの説明は,シミュレーション を行った後の次ページで簡単に行います.


シミュレーション用スクリプトデータ

alu.do: 算術論理演算回路のシミュレーション用スクリプト

ダウンロードが終了したら,シミュレータに起動を行います.


シミュレータの起動

シミュレータの起動は,qvsimというコマンドを使用して行います. ターミナルのコマンドラインから,

% qvsim

を実行してください.


この時,バックグランドでは起動しないでください.






すると,以下のような2つのウィンドウが起動しますので,STARTUPのウィンド ウのEntity aluを選択し,その後にloadをクリックしてください.すると,シ ミュレーション用データが読み込まれます.



読み込んだ結果は,QuickVHDLのウィンドウに表示されます.




シミュレーションの実行

では,シミュレーションを行います.QuickVHDLのウィンドウの左上のfileを マウスの右ボタンで押して下さい.すると,ウィンドウが現れますから, Execute command file...をマウスのカーソルを持っていき,離してください. すると,下図のようなExecute Command Fileウィンドウが現れます.




ここで,先ほどダウンロードしたalu.doファイルをクリックし,ウィンドウ右 のExecuteコマンドをクリックすると,Waveウィンドウが現れますので,Wave ウィンドウのZoomをマウスの左ボタンでクリックすると下図のようなwaveが現 れシミュレーションを行えます.



waveが表示されたら,意図した動作を行っているか確認して下さい.

サンプルソースでは,

  1. 0x0000 + 0x0000 = 0x0000  flags(0100)

  2. 0x0001 + 0x0000 = 0x0001  flags(0000)

  3. 0x7fff + 0x0000 = 0x7fff  flags(0000)

  4. 0x7fff + 0x0001 = 0x8000  flags(1010)

  5. 0xffff + 0x0001 = 0x0000  flags(0101)

を行っています. これでシミュレーションの簡単な説明は,おしまいです.次にもう少しシミュ レータの使い方について説明をしておきます.

シミュレータの説明へ



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